マスクがない!緊急時は作ってしのげ クリアファイルや懐紙で「代用マスク」

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   新型コロナウイルスの感染拡大で、マスクが手に入らない状態が続く。公益社団法人東京都医師会と、京都の懐紙専門店「辻徳」は、公式サイト上でそれぞれ「クリアファイル」と「懐紙」を使った簡易マスクの作り方を紹介している。

   いずれも身近にある材料で、自宅で手軽に作れる。あくまでも緊急時の応急用を目的とした簡易的なもので、完全に感染を防げるわけではない。だがマスクが全くない場合は、役立つはずだ。

  • マスクが手に入らない時は身近なもので緊急代用(画像は「辻徳」が紹介する懐紙マスク)
    マスクが手に入らない時は身近なもので緊急代用(画像は「辻徳」が紹介する懐紙マスク)
  • マスクが手に入らない時は身近なもので緊急代用(画像は「辻徳」が紹介する懐紙マスク)

サイトには型紙から説明用動画まで

   東京都医師会が紹介するのは、クリアファイルを使った、縫わずに作れる簡易マスク。材料は、「クリアファイル」「ハサミ」「キリ(ペン先等でも代用可能)」「ゴム」「フィルター素材」「型紙(東京都医師会公式サイト上からダウンロード可能)」だ。作り方の説明書も同会サイトからダウンロードできる。

   型紙を印刷したら、説明書の手順通りに作業していく。ダウンロードして印刷した型紙を切り、クリアファイルに差し込む。フィルターを固定するフラップは、ペンでマークした部分を点線に沿って内側に折り込む。そしてキリで穴をあけ、ゴムを通して結んで固定する。フィルター素材をマスクの形に合わせて折り込み、固定すれば完成だ。

   説明書と型紙には切り取り線が描かれ、作業の手助けになる工夫がされている。公式サイトには動画も掲載あり、見ながら作れる。

懐紙を折って、折って作る

   懐紙専門店「辻徳」が紹介するのは、懐紙を使った簡易マスクだ。必要な材料は、懐紙1枚、ハサミ、サージカルテープ、ゴム、ラッピングタイ1本となる。ラッピングタイは100円ショップなどで手に入る。

   ラッピングタイを長さ6センチほどに、ゴムは25センチほどに切っておく。懐紙の裏面(ざらざらする側)にラッピングタイを置き、サージカルテープでとめ、巻き込むように2回折る。懐紙を半分に折り、さらにそれをじゃばらに5回折る。プリーツ部分は、山折りと谷折りを繰り返しながら作っていく。結んだゴムをマスクの両サイドにとめ、マスクの両端もテープで固定すれば完成。

   公式サイトで、作り方を動画で説明している。また市販のマスクからマスクゴムとノーズワイヤーを取り出し、再利用する方法も掲載している。

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