台湾から日本にマスク200万枚 台北市民が語る新型コロナと「日本加油」

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   「日本加油」。「日本頑張れ」という意味を持つ中国語が2020年4月22日、ツイッターのトレンドワード入りした。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、台湾政府が日本に寄贈したマスク約200万枚が、4月21日に貨物機で成田空港に到着したためだ。全国の公立病院や特別支援学校などに配布される。

   多くのユーザーが感謝ツイートをしている。脳科学者の茂木健一郎さんは、「台湾の方々との友好関係は、大切にしたいですね これからいろいろなことがあった時に、ずっとこういうことを覚えていたいし、台湾が困った時には助けないと」とつづった。

  • 台湾から寄贈されたマスク(日本台湾交流協会公式サイトのプレスリリースから)
    台湾から寄贈されたマスク(日本台湾交流協会公式サイトのプレスリリースから)
  • 台湾から寄贈されたマスク(日本台湾交流協会公式サイトのプレスリリースから)

スマホ経由やコンビニ端末でマスク予約購入

   台湾は4月14日「新たに感染が確認された人が1人もいなかった」と発表するなど、新型コロナウイルスの封じ込めに成功していると報じられている。日本台湾交流協会の公式サイトによると「今般の台湾日本関係協会による日本へのマスクの寄贈も、新型コロナウイルスで苦しむ国際社会への大きな貢献のひとつ」とのこと。

   日本は目下、マスクが手に入らない状況だが、台湾ではどうか。J-CASTトレンドが4月22日、台北在住の黄小姐さんに取材すると「台湾でも日本同様、手に入りにくい状況です」との答えが。ただ台湾のデジタル担当大臣・唐鳳(オードリー・タン)氏らが考案した「Eマスク」システムが3月半ばに生まれ、スマートフォンのアプリを使ってマスクを購入できるようになったことが「幸運」だったと話す。

「2月の段階では、薬局に早朝から暗くなるまで長い列ができていました。パニックや暗い雰囲気に覆われていました。(今は)スマホを持っているなら、アプリ経由で購入するのがベストです」

   また台湾政府系ニュースサイト「Taiwan Today」によると、台湾の4つのコンビニエンスストア(セブン‐イレブン、OKマート、ファミリーマート、ハイライフ)に設置されたマルチメディア端末に国民健康保険証を差し込むことで、4月22日からマスクの予約購入の手続きを行えるようになった。

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