食料品やアパレル用品などの製造を手掛ける柏楽(大阪市)は、立体構造の抗菌マスク「3D-MOLD(スリーディーモールド)」を、2020年4月21日より自社ウェブサイトにて販売開始した。
不快な密着感が少なく楽に呼吸
生産は柏楽の親会社、柏木モールド(奈良県香芝市)が行う。同社の真空成形や不織布成形の独自技術を生かした100%国内生産の立体マスクで、微粒子捕集率93%の素材である抗菌剤(銀イオン)入り不織布三層を使用。口元に十分なスペースを確保した構造で不快な密着感が少なく、口紅もつきにくく呼吸が楽にできるという。
価格は40枚入りで7040円(税込)。
また、「3D-MOLD」マスクの性能そのままに、あらゆるマスクに装着可能なインナーマスクも発売。マスク本体の内側に入れることでマスクを衛生に保ち、機能性をアップさせるとのこと。
価格は60枚入りで1914円(同)。
「3D-MOLD」マスクの開発に乗り出した経緯について、J-CASTトレンドが柏木モールドおよび柏楽代表取締役の柏木大資(だいすけ)さんに電話取材した。「もともと当社の不織布成形の技術を生かし、以前から子ども用やスポーツ用のマスクなどを受注製造していた。昨今の新型コロナウイルス感染拡大に伴うマスク不足をうけて、社内からも新しくマスクを製造しようという声が挙がり、今回の開発に至った」と話した。