ネコをトイレでリモート健康管理 体のデータ計測、スマホで様子見られる

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   ネコ用トイレの製造・販売を手掛ける「ハチたま」(神奈川県藤沢市)は、自社開発のネコ用トイレ「toletta(トレッタ)」100台の無料配布を、新型コロナウイルスの影響で休業を余儀なくされている保護ネコ施設などに向けて2020年5月上旬に開始する。

  • ネコの健康状態を遠隔管理できる
    ネコの健康状態を遠隔管理できる
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保護ネコ施設に100台無料配布

   「toletta」の本体には照明、カメラ、センサーが備わっている。ネコが入るとセンサーが感知して動画撮影を始め、トイレに入った時の様子を映像として記録する。体重と排泄物の量といった各種データも自動で計測し、グラフ化されて保存される。どちらもスマートフォンのアプリを通して閲覧でき、飼い主は留守中のネコの様子や体調の変化を随時チェックできる。

   J-CASTトレンドがハチたまにメール取材すると、マーケティング部の嬉野千鶴(ちづ)さんは、「撮影したネコの特徴をAI(人工知能)が学習するので、多頭飼育環境下でも個体ごとのデータが計測できるようになっています。例えば20匹のネコがいる環境で全てをアプリに登録しておけば、飼い主は20匹分のネコの動画や(体調に関する)データを一覧できます」と話した。

撮影したネコの特徴をAIが学習、個々にデータ計測

   新型コロナウイルスの影響で、最近では保護ネコ施設が休業を余儀なくされ、里親との出会いの機会であった譲渡会なども次々と中止。保護ネコたちは施設に滞在させたままにせざるを得ず、その間は限られた人が施設に通ってネコたちの世話をするしかないのが現状だという。これらスタッフらの負担を少しでも軽減しようと、ハチたまは「toletta」計100台の中から必要分を、申し込みがあった保護ネコ施設に無料配布することを決めた。

   嬉野さんは取材の中で、「今回の無料配布は現状窮地に立たされている保護ネコ団体、保護ネコカフェへの配布を想定しており、里親募集などをしていない一般のネコカフェへの無料配布は考えておりませんが、toletta本体や弊社が提供させていただいているサービスをご購入いただくことは可能です」と話した。詳細は、「toletta」まで。

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