WHO「家で食べる」ことを推奨
東京都内では現在、飲食店は営業時間の短縮を求められ、客足や売り上げの激減にあえいでいるところが少なくない。そうしたなか「1人で外食する分にはよいのではないか」とツイートしている人たちが複数見受けられる。
「1人でほとんど人の入ってないレストランでランチしてるのでコロナ対策OKですね」
「コロナが怖いけど外食はしたい 1人ならええんちゃうか...?!」
「コロナなのに何普通に外食してんだとか怒られそうだけど、結局ぼっち飯なら外食でもスーパーで買っても変わらなくね、、、?」
WHO(世界保健機関)「COVID-19アウトブレイク時における成人への栄養摂取に関する助言(Nutrition advice for adults during the COVID-19 outbreak)」を見ると、外食は推奨していない。次のような説明だ。
「家で食べると、他者との接触率が下がり、COVID-19(編注:新型コロナウイルス感染症)にかかる可能性が低くなります。自分と咳やくしゃみをしている人の間は1メートル以上の距離を保つことをお勧めします。レストランやカフェのような混雑した環境では、それが常に可能であるとは限りません」
「感染した人からの飛沫は、店員や来店客の手、物の表面などに着く可能性がある。多くの人が出入りしており、その人たちが手をきちんと頻繁に洗っているか、(物の)表面が十分に洗浄および消毒されているかはわかりません」
4月14日現在、日本では国や緊急事態宣言が出た自治体がレストランなどでの「店内飲食」を禁じてはいない。ただ実際は、外出して店の中で食べる人の数が減少していることから、飲食店側は新たに宅配やテイクアウトサービスを打ち出し、苦境を乗り越えようと必死だ。