「コロナ情報」ずっと読み続けないで
女性は下船後も、2月21日から3月21日までの1ヵ月、自主的に隔離生活を送った。「それまではあらゆるサポートを身近に感じていましたが、それが一切なくなり、人の声も全くしないので寂しかったです」と、孤独のつらさを明かした。
これらの経験を踏まえ、今後長期の外出自粛を余儀なくされる人にアドバイスを送ってくれた。
「家にいると、不安で様々なコロナ関連のニュースを集めたくなるかもしれませんが、ニュースは必要最低限で留めるのがよいと思います。換気と清掃を心がけ、過ごす場所を清潔に保ち、また居心地のよい空間を作ることで、ストレスを減らすことができると思います」
日本赤十字社が3月27日、国際赤十字と協力して公開した「こころの健康」を保つヒントとなるサポートガイドにも「新型コロナウイルスに関する情報やニュースをずっと読み続けること」を避けるべき、と記述がある。新型コロナウイルスにまつわる情報との距離の取り方がポイントになりそうだ。