終電知らずは「諸刃の剣」
参加した4人から、リモート飲み会で感じたメリット・デメリットを聞いた。
メリットとして多かったのは、「お金がかからない」だ。飲食物を全て自分で用意でき、安く済む。時間を考えず、周囲の目を気にせず話せる点も良いとの声も。
喫煙者からは、今月「改正健康増進法」が施行され飲食店などは原則禁煙となったが、自宅だと電話を繋いだまま吸いたいときに吸えて嬉しいと話した。別の参加者は、会の途中に犬の散歩へ行ったと明かし、「ながら作業ができて良い」とのこと。
デメリットは、こんな点が挙がった。
まずは、安価で済み、自宅だと酔っても人に迷惑をかける心配がないので、つい飲み過ぎてしまうという意見だ。本人は普段あまり飲まず、酒も強くないのに今回比較的アルコール度数の高い酒を飲み、千鳥足になったそう。
次に、解散するタイミングがつかめない点だ。20時前からスタートした飲み会は、翌朝午前4時前まで続いた。リアルの場では「終電」というタイムリミットがあるが、リモートでは延々続けられる。時間を気にしなくて良いのは「諸刃の剣」。後半は眠気も相まって、自分が何を話しているのか分からなくなりがちなので、失言にも注意だ。