「一日でも早く、ゆっくり眠れて、ご家族と過ごせる日々が帰ってきますように!応援しています、そしてよろしくお願いします!」
タレントの指原莉乃さんが2020年4月7日、ツイッターで、ある人物に声援を送った。この"神対応"に、ファンからは「羨ましいな」、「1000人分ぐらいの応援に匹敵するはず」とのリプライが寄せられている。直接激励した「意外」な相手とは。
これまでもさっしーのツイートを取り上げる
「感涙す。1週間寝ずに働けそうな件。よっしゃまかしとけ」
冒頭のツイートを引用RT(リツイート)する形で喜びを爆発させたのは、北海道大学大学院医学研究院・西浦博教授。政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議のメンバーで、「クラスター対策班」として連日、対応にあたっている。ツイッターアカウントは「認証済み」にはなっていないが、これまでのやり取りや内容から本人のものとみられる。
多忙な中で、こまめにツイッターで情報発信する西浦教授を心配し、あるユーザーが「西浦さんよ、ツイッターやめれ。やるなら毎日、おやすみだけ言っててくれ。それで十分だ」とツイートしたところ、
「はい。私もそうしたほうがいいのかと思っています。ここでは関係ない話だけをつぶやきますね」
と引用RTで反応。別のユーザーから「指原莉乃さんについてだけで良いですよ」と寄せられたリプライをさらに引用RTで取り上げて「わかりました。さっしー推しでいきます」と投稿したところ、指原さんが直接エールを送る展開になったようだ。
これまで西浦教授は、指原さんのツイートを何度か取り上げている。最近では、3月30日に「当たり前なんてないんだと改めて感じます。。一人一人が、今やれることをして、頑張りましょうね」と指原さんがつぶやくと、「ご不便おかけしてすいませんが、有名人の皆さんの言葉で救われる方もいますので大変ありがたいです。皆で頑張りましょう」と引用RTで感謝していた。
クラスター対策班の専門家アカウント立ち上げる
西浦教授の投稿をさかのぼると、最近はもっぱら新型コロナウイルスにまつわるツイートばかりだ。例えば4月3日は「はじめました!クラスター対策専門家ついったー。よろしくお願いします」と、厚生労働省の新型コロナクラスター対策班で対策にあたる専門家らによる「新型コロナウイルスクラスター対策専門家」アカウントが開設したことを知らせた。4月5日には、
「はじまりましたー。新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会」
と、政府対策本部の専門家会議や厚労省クラスター対策班等の関係者で組織された「新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会」の発足を、一メンバーとして伝えている。
今回、指原さんと西浦教授のやりとりを目にした人は「なんと、さっしー本人から励ましが。良かったですね」、「先生、さっしーからのリプ、良かったですね お身体気をつけて!」と書き込んでいた。