子供服ブランド「ミキハウス」を展開する三起商行(大阪府八尾市)は、2020年4月6日に子ども用のガーゼマスクを発売する。繊維製品メーカーのクラボウ(倉敷紡績)と共同開発した、抗菌・抗ウイルスを施した「ピュアベール加工」の生地を使用したものだ。
洗濯機で洗える
「ピュアベール加工」は、固定化抗菌成分の「Etak(イータック)」を肌着用の綿100%の生地に固着させることで、繊維上にある特定の細菌やウイルスの数を減少させるというもの。
マスクは日本製で、生地は外側と内側の2層構造になっている。顔に触れる内側の生地には密度の粗い「二重織布帛(ふはく)ガーゼ」を、外側には肌着の素材でもある「ニットガーゼ」を使用。やさしい肌触りで、できるだけ息苦しさを感じないように選んだものとのこと。
特殊な成分固着技術によって、50回家庭で洗濯をしても効果が持続するため、繰り返し洗って使える。マスクは洗濯用ネットに入れ、洗濯機で洗える。
同社の発表資料によると、2020年秋の発売を目指していたが、子育て家庭を取り巻くマスク不足の状況を受けて、急きょ予定を繰り上げ発売することにしたという。
着用の対象年齢は、2歳から5歳頃までの子どもで、サイズは約12×約9センチメートル。ピンクとブルーの2色があり、柄違いでそれぞれ2枚入り。価格は1800円(税別)。
ミキハウス公式オンラインショップで4月6日朝10時から発売予定。1回の注文で、1色につき6個まで購入可能だ。