被災時に食事を温め、体温を保つ【アウトドアグッズで便利に防災(最終回)】

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   防災グッズライン「LOGOS LIFE LINE」を展開するロゴスコーポレーション(大阪市)とJ-CASTトレンドが、防災用に準備しておくと便利なアウトドアグッズを連載形式で紹介する。

   最終回のテーマは「被災時にあると嬉しいコンパクトアイテム」。避難生活中も、できたてのあたたかい料理を食べられるようにするコンロや、雨風から体を守る保温シートなどを紹介する。どれも、使わない時は非常にコンパクトに収納でき、場所をとらないのが特徴だ。

  • 「マイクロステンコンロ」を使った調理イメージ
    「マイクロステンコンロ」を使った調理イメージ
  • 収納時にはポケットサイズになる
    収納時にはポケットサイズになる
  • 体温低下を防ぐ「レスキューシート」
    体温低下を防ぐ「レスキューシート」
  • 薄いため、備蓄しやすい
    薄いため、備蓄しやすい
  • 通常はキャンプ時の食材保冷で活躍する「氷点下パックGT-16℃」シリーズ
    通常はキャンプ時の食材保冷で活躍する「氷点下パックGT-16℃」シリーズ
  • 「マイクロステンコンロ」を使った調理イメージ
  • 収納時にはポケットサイズになる
  • 体温低下を防ぐ「レスキューシート」
  • 薄いため、備蓄しやすい
  • 通常はキャンプ時の食材保冷で活躍する「氷点下パックGT-16℃」シリーズ

薄い保温シート羽織って寒さをしのぐ

   災害時、あたたかい食事をとりたい時は「マイクロステンコンロ」があると便利だ。トレッキングやソロキャンプ時の調理に使えるコンパクトなコンロで、耐久性の高いステンレス製。いざという時に役立てるには、カップめんなどの非常食や調理器具と一緒に保管しておく必要がある。ロゴス担当者のおすすめ器具は「ハンドル付き飯ごう」。容器のふたがフライパンとして使えるうえ、コメを備えておけば炊飯できる。価格は1600円(税抜き、以下同)。

   冬場に被災し、厳しい寒さから身を守らなければならない場合や、屋内に避難できず雨風をしのぎたい場合には「レスキューシート」があると頼もしい。本来は、登山中に遭難などした際に体温を維持したり、行楽用レジャーシートや日焼け防止シートとして用いる。ロゴス担当者によると「アルミによる輻射熱で体温の低下を最小に食い止め、風雨から体を守ります。防災を主目的とした使い方のほうがしっくりくる」。シートが薄く、少ないスペースでたくさん保管できることから、備蓄に適している点も魅力だ。オープン価格。

冷蔵庫に常備で、平時も緊急時も安心の保冷剤

   避難生活において食料の確保は急務だ。災害の影響で停電し、冷蔵庫が急に機能しなくなった際「氷点下パックGT-16℃」シリーズがあれば、代わりに庫内を冷やしてくれる。保冷力持続時間、冷却するまでの時間が一般的な保冷剤に比べて約8倍で、表面温度はマイナス16度。釣った魚をそのまま凍らせることができ、アイスクリームはじめ冷凍食品も持ち運べるほどの保冷力だ。一般の保冷剤と併用するとさらに長く保冷できる。ハードタイプ、ソフトタイプ、コンパクトタイプとさまざまな種類があり、価格は690~1080円。

   今回取り上げた3つの商品をはじめ、これまでに明かりにもスマートフォン充電源にもなるランタンやむを得ない車中泊で「安心安全」を得るアイテム清潔な飲用水や生活水を確保するアイテムなどを4週にわたり紹介してきた。防災グッズは、必要になってから買い求めようとしても手に入れられない恐れがある。今のうちに備蓄を見直し、緊急時に慌てず済むよう、アウトドアグッズを防災用品リストに加えるのもよいかもしれない。

(この連載おわり)

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