パニック「買いだめ」やめて通常の買い物を 農水省に聞く食料備蓄の心得

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混乱収まったら何をどれだけ備えるか

   「パニック買い」が収まり、商品が豊富に供給されるようになったら、後々のための備えに取り掛かってよいだろう。備蓄の参考になるとしたのが、かつて農水省が配布していた(現在はPDFで閲覧可能)「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」。この中の「新型インフルエンザ等に備えて」という欄では、不要不急の外出を控えるため「食料は2週間分程度を備蓄することが望ましい」と書かれている。

   この「2週間分程度の備蓄」は新型コロナウイルス対策においてもおおむね当てはまるといい、担当者は「2週間あったら完全に万全というわけではないが、それだけ備えておけば多少の安心にはなる」。

   「食料品備蓄ガイド」では「コメ」と「缶詰」の2品を「これだけは備えましょう!」と強い表現で呼びかけているが、担当者はそれに加えて「栄養バランスを考えた備蓄」が大事だとする。

「コメやパスタなどの炭水化物ばかりではなく、レトルト食品や肉魚の缶詰、ジャガイモやタマネギといった日持ちする野菜、ドライフルーツなどの乾物、野菜ジュースなど、毎日違うものを3食、食べられるのが理想です」
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