どれだけ買いだめしても、1年に食べる量は同じ
行政や専門家も、買い占めについて冷静に対応するよう呼び掛けている。
3月26日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)では、経済評論家の加谷珪一氏が買い占めについて電話でコメントした。「メーカーもどれくらい消費されるのかを前提に生産している。みなさんが毎日同じ量を買い続ければ、なくなることは基本的にはない」と話した。「どれだけ買いだめしても、1年に食べる量は同じ」と続け、普段通りの量の買い物を続けるよう促した。
東京都消費生活部の公式ツイッターアカウントは同日、「食料品は不足していません!」と都民に向けてメッセージを投稿。「米や小麦、カップ麺など、食料品は通常通り生産・供給が行われています。 食料品は必要な量だけ購入し、過剰な#買い占めはやめましょう」と注意喚起した。
この日開かれた参院予算委員会で西村康稔経済財政・再生相は、都内で起きている買い占めについて「都民、国民には冷静な対応をお願いしたい」と求め、「物資の供給は責任を持っていく。状況をみながら必要な対応を取っていく」と話した。