もし活用するとしたら6割「売却する」
では、空き家所有者は今後どの程度活用していきたいと考えているのか。「どちらでもない」と回答した人を除き、199人を対象に調査をすると「活用したい」人(「活用したい」と「やや活用したい」の合計)は71.9%に上った。一方、「活用したくない」人は28.1%(「あまり活用したくない」と「活用したくない」の合計)だった。
もし活用するとしたらどうするか。300人に尋ねると(複数回答)、全年代を通じて最も多かった意見が「売却する(61.0%)」だった。自己所有物件を売却したいと考える人は、年代が上がるにつれ高くなる傾向にあり、30代(38.1%)、40代(52.8%)、50代が(58.6%)、60代(73.6%)という結果が得られている。逆に「自分や家族が住む」、「別荘(セカンドハウス)として使う」という回答数は若い年代ほど多い。