「#コロナ太り」。こんなハッシュタグがツイッター上に登場している。いたって真剣な悩みのようだ。
新型コロナウイルス感染を警戒し、自宅に引きこもったり、ジム通いをやめたり、外出できないストレスで食べ過ぎてしまったり...。そのせいで「太ってしまった」というツイートが相次いでいる。
「ストレスから間食が増え」「1週間半で3.5キロ」
「ジム通いを自粛していたせいで、顕著に腹が出てきた。いわゆるコロナ太り」
「仕事がほぼ全てキャンセルで、毎日うちに居て、しかも今月はスポーツジムも休んでいるので、せっかくダイエットしたのに、また体重が増えてきた」
「コロナ感染が広がってから、車で家と職場を行き来するだけになって運動不足に加えて、こもりきりのストレスから間食が増えて体重増える一方」
体重が増えてしまったツイッターユーザーからは、「コロナのせいで仕事以外の外出を控えスタミナの付くもの食べていたら...2キロちょい太りました」、「コロナ太りした。。。1週間半で3.5キロ」との嘆き節が。
多くが、食べすぎや、体を動かさないことが「太った原因」と考えているようだ。運動不足にならないように、自宅でできるエクササイズがよい。J-CASTトレンドの3月9日付記事「『新型コロナ』在宅勤務で運動不足 自宅で動画見ながらエクササイズ、臨時休校の子も」でいくつか動画を紹介している。
食べすぎ防止には食後すぐ「歯をみがく」「残り物を片付ける」
摂取カロリーの見直しも重要だ。明治の「明治の食育」公式サイトでは、年齢や性別、身体活動レベルから必要なエネルギー量を確認できる。例えば18~69歳の男性の場合、「座り仕事が中心だが、歩行・軽いスポーツなどを5時間程度は行う」人なら2400~3000キロカロリーが目安になる。ただ、1日中ほとんど座っている「身体活動レベルが低い」場合の目安は2200キロカロリーだ。年齢、性別が同じでも、動き方の違いによって適切なエネルギー量は変わる。
つい食べ過ぎてしまう人には、東京都千代田区の診療所「こころとからだの元氣プラザ」公式サイト内にある「食べすぎ解消のコツ~どうして食べすぎてしまうの?」ページで紹介している、タイプ別食べ過ぎ対策法が役立ちそうだ。「ストレス解消・手持ち無沙汰など、空腹感とは関係ない理由で食べてしまう」タイプなら、以下の点に気をつけるとよい。
(1)目の届くところに食べ物を置かない・身のまわりから食べ物の誘惑を取り除く
(2)食事が終わったらすぐに食器を片付ける
(3)食後すぐに歯をみがく
(4)ストレスは食べること以外で解消する(運動、入浴、趣味など)
「満腹感がなく、だらだらと食べ続けてしまう」タイプの場合は、(1)あと一口、あと少し食べたいところでやめる(腹八分目)、(2)残り物はすぐ片付ける、(3)食べたいと思ったら、まず10分待ってみる、などがポイントだ。