新型コロナウイルスの影響で、イベントの中止やテーマパーク施設の休園が相次いでいる。そこでツイッターでは、あたかもイベントが実現しているようにつぶやく「エア」実況を楽しむ人が多い。
とくに、2020年3月18日からカナダのモントリオールで開催予定だった「世界フィギュアスケート選手権2020」の中止を受け、「エア世界フィギュア」が大いに盛り上がりを見せている。ファンたちはまるで大会開催中のように、練習や本番演技の様子、中継の様子などを思い思いに想像、投稿しているのだ。
「織田さん涙で顔がぐしゃぐしゃ」「構成表に4A!」
「スポーツニッポン」のフィギュアスケートアカウント「Sponichi on Ice」は、20年3月16日に「こんな状況になってしまいましたが、想像を掻き立て、自分だけの世界選手権を完結させませんか?」と「エア世界フィギュア」のハッシュタグと、広告風の画像を付けて投稿した。その数日前から同様のハッシュタグをつけてのツイートはあったが、この呼びかけでさらに火が付いた。
「今日モントリオールつきました!!全日現地観戦だなんて初めてなのでとても緊張しています!」と書き込む人や、「あーあ、織田さん涙で顔がぐしゃぐしゃ」と涙もろい織田信成さんの様子を想像する人。本番で使用する曲をかけて練習を行う際の滑走順や時間の細かな予定表を、英語で本物のように作成したユーザーもいる。
中でも多いのが、羽生結弦選手の「4回転アクセル」だ。
「ゆづのフリーの4Aが楽しみすぎる」
「ゆづフリー4Aやるのね」
「構成表に4A!!!ヒッヒッフー!!!ヒッヒッフー!!」
実は羽生選手は、4回転アクセルの練習はしているが、試合では飛んだことがない。ファンの間では夢が広がったようだ。