「都心へ通勤する皆さんをコロナから守ります」
こうしたキャッチフレーズを掲げ、東京都東村山市のバス会社・銀河鉄道は大型観光バスを使った「らくらく通勤バス」の運行を、2020年3月12日からはじめた。運賃はなんと「無料」だ。
乗客に「マスク着用」呼びかけ
バスは新型コロナウイルスの感染拡大により、満員電車などの通勤に不安を抱える地域住民に向けて運行。東京西部にあるベッドタウン・東村山市を起点に、都心のターミナル駅までノンストップで走る。
使用するのは大型観光バスで、1台あたり22~24人乗車可能だ。乗客同士の濃厚接触を避けるため2シート分を1人で利用。運行にあたっては、除菌効果があるとされる「次亜塩素酸」を車内に噴霧し、乗客にはマスクの着用を呼びかける。走行時は換気のため窓を開放することがあるという。
バスは1日2便で、いずれも朝6時台に東村山駅を出発。1時間45分~2時間程度走行し、新宿駅や東京駅に向かう。運賃は無料だ。月曜から金曜まで毎日運行するが、運行期間は未定。
事前予約制で、乗車の前日から銀河鉄道の公式サイトで予約が可能。東村山市やその周辺地域に住んでいて、都心へ通勤する人は誰でも利用できる。