陸上・桐生祥秀選手や「令和の怪物」が一肌脱いだ
外に出て体を動かすのをちゅうちょしている親子に役立ちそうなのが、スポーツ選手らが発信している室内運動の動画だ。
シドニーオリンピック水泳日本代表の萩原智子さんは自身のツイッターで、休校中の子どもに向けて室内でできるトレーニングの動画を配信している。3月8日の動画では、膝を立てた状態で仰向けになり、両足に力を入れてお尻と腰を浮かすメニューを紹介。床とお尻の間に出来た隙間を、幼稚園に通う息子さんがトンネルのように楽しそうにくぐっている。
公益財団法人日本レクリエーション協会が運営している「子供の体力向上ホームページ」内の「やってみよう運動あそび」では、低学年の子が簡単にできる遊びを紹介している。例えば、2人で背中合わせになり寄りかかった状態で腕を組み、座ったり立ったりする「背中ぴったり」は親子で、室内でできる。
陸上競技の桐生祥秀選手は3月10日、休校中で部活動ができない中高生のために、自宅トレーニング法を動画で紹介している。一畳ほどのスペースがあればできる、お尻などを鍛える5種のトレーニングで、桐生選手も実際の練習に取り入れている。
プロ野球・千葉ロッテマリーンズも公式ユーチューブで3月9日に動画を公開。主役は、佐々木朗希投手だ。家で実践している、スクワットをした後に片足を上げるトレーニングを子どもたちに向けて紹介した。佐々木投手は動画内で「家にいる時間も有効活用してほしい」と話している。