休校の子に家で工作、塗り絵楽しんで 北海道博物館「おうちミュージアム」他館とタッグ

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苫小牧に釧路...17館が参加表明

   渋谷さんによると、3月11日正午時点で、17館が「おうちミュージアム」として情報発信を表明している。

   「苫小牧市美術博物館」(北海道苫小牧市)は、同館公式サイト上で「おうちミュージアム」を実施。3月6日から、植物や土偶などのぬり絵のデータを提供している。

   「釧路市こども遊学館」(北海道釧路市)は、3月5日から少人数でも遊べるプログラムを動画で配信。中には「雪でアイスを作ろう」といった北海道ならではの動画もある。

   「北海道立北方民族博物館」(北海道網走市)は、手作りバターの作り方や、動物の刺しゅうのクリアファイルなど、様々なコンテンツをサイトで公開している。

   コンテンツは、各ミュージアムが考えて発信。17館のうち6館は北海道外の施設だ。関係者などからは「博物館の役割を改めて考えました」、「良い取り組みだと思います」といった声があがっていると渋谷さん。

   北海道博物館には、「こういった取り組みを今回だけではなくて続けてほしいです。普段からいろんな事情で学校に行けない子どもたちにとっても、こういう場所があったら良いのではないか」という内容のメッセージが届いたそうだ。

   渋谷さんは「『おうちミュージアム』は春休み期間中までの予定ですが、せっかくできたコミュニティと集まったアイデアは、別の形でまた展開していけたら良いなと考えています」と話した。

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