「新型コロナじゃない、花粉症です」 マスク姿でゴホゴホ、誤解とくには「バッジ」を

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商品化のきっかけは「山手線のトラブル動画」

   沼田市観光協会の担当者に取材すると、商品化のきっかけは20年3月はじめにテレビなどが報じた「山手線でのトラブル動画」だったという。動画の内容は、マスクをしている女性の乗客がせきをしたことに対し、男性が「うるさい」と注意。それを見ていた他の乗客と男性との間でけんかが起きたというものだ。

   担当者は、

「マスクをした状態でせきをすると『あの人は新型コロナウイルスかな』と疑心暗鬼になってしまう人がいます。でも、実際には花粉症やぜんそく、予防のためにつけている場合もある。そういうときにこのようなバッジがあった方が和むかなと思い、作りました」

と語る。

   バッジの着け方については、

「バッグなどに着けていただければ、周囲に症状を知らせることができます。他のお客さんもそれを見て『ああそうなんだ』と、ほっこりした気持ちになるのではないでしょうか」

とした。

   20年3月7日に発売してから「ぼちぼちと売れている」状況だという。なお「変装でござる」のバッジは、担当者いわく「遊びで作った」とのことだ。

   価格はいずれも1個300円(税込み)。通販で販売していない。

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