政府の要請で全国各地の学校の臨時休校が続き、ツイッターには「長期の自宅待機」から生じた弊害を嘆く声が相次いでいる。特に子どもたちの面倒を見る親が憂いているのは生活リズムの乱れだ。
「【悲報】休校の子供(中学生)が起きてこない 生活リズム乱れまくり」
「今回の臨時休校は我が家にとっては本当に愚策でしかない...どいつもこいつも生活乱れるだけ ・やる事やらん... ・ぐだぐだ寝坊夜更かし...」
「明日から臨時休校の我が家。子供→夜更かし→ママも必然的に夜更かし→寝不足で仕事→疲れてイライラ」
子どもでも眼精疲労になる恐れ
夜更かしによる生活リズムの乱れは、子ども側も自覚があるとみられる。「あ"~~臨時休校2日目にして早くも乱れた生活リズムによって頭痛が止まらなくなった~」、「最近臨時休校だからって遅くまで起きてる日が続いて体に悪いなあって思う」と、健康への悪影響を気にするつぶやきをしている人がいる。
また、家でできることが限られているため、ついゲームや動画視聴に没頭して体に悪影響が出るケースも少なくないようだ。こんなツイートがある。
「新型コロナ肺炎が流行り出してから、息子は引きこもりです。毎日ゲーム三昧。私もストレスが溜まります」
「コロナの影響で、ずっと家でゲームばっかりしてたから目が疲れたよ」
「今日も息子はゲーム三昧動画見まくりで目が赤いんですが...」
子どもでも眼精疲労になる恐れがある。池袋サンシャイン通り眼科診療所の公式サイト内「ゲームにおける眼の影響」ページによると眼精疲労とは目の疲れ、痛み、乾きなどが長く続く状態のことで、子どもに以下の症状が出ていたら注意が必要だ。
・目が充血している。
・普段より多くまばたきしている。
・なんだか疲れた目をしている
また体の痛み、肩こり、胃痛や食欲不振、便秘、吐き気などを生じることもある。
まばたきや目を回して簡単ストレッチ
目を酷使して疲れが溜まってしまった時は、目の周りの筋肉をほぐすストレッチでリフレッシュするのがよい。メガネスーパー(東京都中央区)の公式サイトは「疲れ眼をほぐす眼の体操」を紹介している。眼球を上下左右に動かす、目をぐるぐる回す、目をぎゅっと強く閉じる、パチパチとまばたきをするなど簡単な動きでも効果が期待できる。やりすぎないよう、心地よいと感じる程度に行うのがポイントだ。
また参天製薬(大阪市)の公式サイトは「ウォーミングアップ」、「目のストレッチ 上下左右体操」、「仕上げのストレッチ ぐるぐる体操」など3ステップで目のストレッチ方法がまとめられている。記者が試したところ、目周りがじんわり温まったように感じた。
新型コロナウイルスが心配な状況はまだ続く。自宅で長時間過ごす際の健康管理を工夫したいところだ。