韓国・ソウル市職員4万2000人、出勤1時間遅く
JR東日本や京成電鉄、東急電鉄、小田急電鉄など鉄道各社の公式サイトには、新型コロナウイルス感染拡大の対策として、「手洗いや咳エチケットの感染予防対策のほか、ラッシュ時間帯のご利用を避けるオフピーク通勤・通学等にご協力を」と基本的な予防や、時差出勤の呼びかけが掲示されている。だがツイッターを見る限り、時差出勤しても電車の混雑は緩和しておらず、狭い空間で人が密着する状況はなかなか避けられないようだ。
時差通勤はお隣、韓国でも採用されている。現地大手メディア「聯合ニュース」2月24日付報道によると、首都ソウルでは同日、新型コロナウイルスの感染拡大で感染症の危機警報が最高レベルの「深刻」に引き上げられたことを受け、勤務時間の開始を1時間遅らせる時差出勤の導入など、新たな対応策が発表された。通勤ラッシュを避け、感染拡大を防ぐ狙いだ。
対象は市内25区や同市関係機関などの職員計約4万2000人。新型コロナウイルスの防疫担当者らを除き、職員全員の70%以上の勤務時間が10時から19時になるという。