マスクの色限定「絶対に行わないで」 熊本市が市立の教育機関に通知

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   熊本市は市立の学校や幼稚園に対し、児童や生徒が着用するマスクの色を限定しないよう2020年2月23日に通知を出した。

   新型コロナウイルスの感染拡大による「マスク不足」を受けた対応だ。

  • 「白マスクしか認めない」学校、疑問の声に熊本市が対応
    「白マスクしか認めない」学校、疑問の声に熊本市が対応
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「白マスクしか認めない」学校に疑問の声

   遠藤洋路熊本市教育長のブログを見ると、20年2月23日の投稿に各教育機関への通知内容と同じ文章が掲載されている。冒頭ではまず「マスクの入手困難な状況が続くなか、児童生徒等が着用するためのマスクを手作りしている保護者もいらっしゃいます」と市販のマスクが手に入れづらい状況に理解を示している。

   熊本市では2月21日に市内に住む20代女性の新型コロナウイルス感染が確認された。そうした状況下で「マスクの着用を白色のみしか認めていない学校の対応を疑問視する声」が市に寄せられたといい、

「感染拡大防止への取り組みを全庁的に進めているなかにあって、着用するマスクの色を限定するような対応は不適切であり、絶対に行わないようにお願いします」

と強い表現で呼びかけた。

   熊本市教育委員会事務局の担当者によれば、通知の内容は市内在住者の初感染が確認された前日の2月20日に決定。その後、2月23日に市立の幼稚園、小学校、中学校、高校、特別支援学校、専門学校に対し今回の通知を出したという。

   なお、対応を疑問視する声が寄せられた「マスクの着用を白色のみしか認めていない学校」が熊本市内の学校であるかどうかは「不明」とした。

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