「ほとんどの人は軽い症状」だがウイルスに不明な点も
2020年2月19日放送の情報番組「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)で、感染症に詳しい「とうきょうスカイツリー駅前内科」の院長・金子俊之氏は、新型コロナウイルスについて「幸いにも重症化する人はさほど多くない」と話した。ほとんどの人は風邪のような軽い症状でおさまるという。
一方、万が一重症化してしまった場合の医療現場での対応についても言及。現段階で、日本では重症化した例を複数見ている医療機関はないとした上で、「各国の対応を見ていると、標準的な肺炎の対処療法、あるいはバイタルを安定させるような治療法で大きく問題ないのでは」との見解を示した。完治は「症状が治まってから数日」とのことだが、まだ不明な点もあるという。
現状ではワクチンが開発されておらず、金子氏が指摘したとおり治療は対処療養だ。「新型」だけに解明されていない点が多く、現状認識が今後変わる可能性が否定できない。まずは引き続き「マスクの着用」や「しっかりした手洗い」など予防を心がけ、ウイルスに対する正確な情報を常にアップデートしておき、備えることが大切だろう。