皇室の存在、和の精神の尊さ 最古参外国人ジャーナリストは訴える

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昭和天皇の人間宣言の解釈

   日本人の神がかった戦いぶりに恐怖を感じた連合軍、マッカーサーは、「天皇のために死ぬことをいとわない神道の教えに問題がある。天皇への信仰心を取り除いておかなければならない」と考え、昭和天皇をして人間宣言をさせた。しかしこの理解は誤っているという。1946年元旦の詔書で述べられているのは、「天皇と国民をつなぐ絆は相互の信頼と敬愛である」ことを示すだけで、現人神を否定する内容はないと。三島由紀夫が小説「英霊の聲」を通じて、人間宣言というイメージの独り歩きに警鐘を鳴らしたことを紹介している。

   昭和、平成、令和と三代の天皇の代替わりに立ち会った著者が、戦後80年を機に、皇室の存在、和の精神、そうしたものが、民主主義を上回る尊さがあると日本人は誇りをもってほしい。そう訴えている。われわれ世代はもとより、これから戦後史を学ぶ中学生、高校生にもぜひ読んでもらいたい。

ドラえもんの妻

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