独自の商品を生み出すことが本当の復興になる
気仙沼市長の菅原茂氏は、サプリメントの発売について、「気仙沼は水産が経済の8割を占める町。水産加工品はまねされやすいので、自分たちでしか作れないものを商品にすることが本当の復興になるのではないかと思っている。今回、目標であったサプリメントを送り出すことができた」とコメントした。商品開発には3年を要したという。
1袋約30日分で、120粒入り。価格は5940円(税込)。販売はKESEMO MARINUS(宮城県気仙沼市)が行なう。
気仙沼水産資源活用研究会は、東日本大震災後に気仙沼市から「気仙沼の水産資源を新たな視点で活用しよう」との呼びかけに地元企業30社以上が応えて2013年11月に発足。「kesemo(ケセモ)」という独自ブランドを立ち上げ、産・学・官が連携し新商品を生み出してきた。ほかの商品にホヤから作った調味料や、サメから抽出したフカコラーゲン入りの化粧品などがある。