「マスクを重ねてつければうつさない」と謎理論
調査結果には、発症していながら出社した職場の人を迷惑に感じたというコメントが数多くあった。以下は、その一部だ。
「社長が『マスクを2枚か3枚重ねてつければインフルエンザを他人にうつすことはない』と出勤していた。(30代、女性)」
「熱っぽいというので後輩を病院に行かせたら、インフルエンザでした!と会社に帰ってきて報告してきた。うつしてしまうという認識が無いと思った。(30代、女性)」
「納品前に、『休めないから』とインフルエンザにかかったディレクターが出社し、大勢の人が感染して欠勤者が続出。結果、納品も間に合わなくなってしまった。(30代、女性)」
「上司が仕事中に受診してインフルエンザの診断を受けたのに、残務をずっとしていて、なかなか帰宅しなかった。(50代、女性)」
同クリニックの蓮池林太郎院長は発表資料の中で、インフルエンザにかかった場合は「職場や人混みに行かないようにしましょう」、発病後の出社のタイミングについては「病状により異なりますので医師の判断を仰ぎましょう」と呼びかけた。
なお、調査は20年1月15日~16日にインターネット上で行われた。