新型コロナウイルスの感染拡大による使い捨てマスクの不足が続いている。そのため、自分で作れる「簡易マスク」が注目を集めている。
ひとつは、警視庁警備部災害対策課の公式ツイッターアカウントが2017年に投稿した、キッチンペーパーと輪ゴムで手軽に作れるマスクだ。同庁のツイッター担当者は「密閉性には少し欠ける」と課題面を挙げていた。そうした中、100円ショップチェーンのキャンドゥは、鼻へのフィット感を重視した、改良版ともいえる簡易マスクの作り方を2020年2月12日に公式サイトで紹介した。
「砂ホコリ等は十分に防げます」
使う材料は「キッチンタオル」「強力ゴムひも」「カラータイ」(結束具)の3つ。いずれもキャンドゥで買えるものだ。
まずはキッチンタオルを2枚重ね、その端にカラータイを2本重ねて置く。カラータイが落ちないようキッチンタオルを狭い幅で3回以上折り込んだら、その後は約3センチメートルの幅で最後まで山折りしていく。
次に、ゴムひもを輪にした際、耳までの長さに合うようハサミで切り、端を結ぶ。それを2個作ったあと、キッチンタオルに結び目を合わせてホチキス止めし、最後にじゃばらを広げれば完成だ。
作り方自体は警視庁警備部災害対策課の資料を参考にしたものだが、警視庁版で輪ゴムだったものはゴムひもになり、新たにカラータイが材料に加わっている。キャンドゥによれば、マスク上部に入ったカラータイの針金が「鼻にフィットする」。マスク自体の効果についても「砂ホコリ等は十分に防げます」としている。