新型コロナウイルスの感染拡大を受け、手洗いの重要性が再認識されている。そうした中、ツイッター上では手を洗おうと入った駅のトイレにハンドソープが設置されておらず、苦労したという声が多く聞かれている。
鉄道各社の対応ぶりを、取材した。
飛沫感染による主な感染場所に「満員電車」
首相官邸の公式サイトにある「感染症対策特集」のページは、新型コロナウイルスに感染するうえで、くしゃみや咳と一緒に放出されたウイルスを吸い込む「飛沫(ひまつ)感染」と、物に付着したウイルスを手で触って取り込む「接触感染」の2つが現時点で考えられるとしている。
同サイトでは飛沫感染による主な感染場所として、満員電車を挙げている。つり革などからの接触感染リスクもあり得る。予防策は石けんを使ったこまめな手洗いだが、電車を降りた駅のトイレの洗面所にハンドソープがなければ、すぐ対処できない。ツイッター上ではこうした状況に直面したユーザーから、
「こういう時期なんだからトイレにハンドソープ置いてください」 「運賃10円上げていいから駅のトイレにハンドソープつけてほしい」
との声が相次いでいる。
J-CASTトレンドが首都圏の一部鉄道各社に取材にすると、駅トイレのハンドソープの設置状況に差がみられた。