感染対策したうえで「常温水」使ってもみ洗い
自宅でできる洗浄方法を調べた。まず、汚物処理は感染しない対策を取りながら行うことが大前提だ。厚生労働省の公式サイト「ノロウイルスに関するQ&A」にも「患者のふん便や吐ぶつを処理する際に注意すること」や「吐ぶつやふん便が布団などのリネン類に付着した場合」の対処方法が紹介されている。
そのうえでだが、一般クリーニング業のヨンマルサン(山梨県南都留郡)の公式サイトは「洗濯機でがしゃがしゃ洗う」のではなく、風呂場で常温水を使って汚れた箇所のもみ洗いを推奨している。温水の方が汚れ落ちはいいが、衣類から色が抜けたり、風合いが変わりやすかったりするため注意が必要だ。
もみ洗いで固形物などを最低限取り除いたうえで、脱水機を使わずハンガーなどにかけて自然に水切りする。水が垂れない程度になったらビニール袋に品物を入れてクリーニング店に持ち込むが、その際「おう吐物で汚れている」ことをしっかり伝えるのがポイントだ。