ノロウイルスが心配なら
「貸す」と答えた場合でも、「掃除」「除菌」を徹底すべきと考えている人が多いようだ。「手袋マスクしっかりしてトイレやその子が通ったところ掃除と除菌する」、「トイレ終わったらさっさと帰宅させてトイレ掃除と玄関からトイレの道のりをアルコール除菌、窓を開けて換気」などの書き込みが見られる。
ノロウイルスが心配なら、内閣府の食品安全委員会の公式サイトに消毒方法がまとまっており参考にするとよいだろう。例えばトイレは、「次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度300ppm以上)で浸すようにペーパータオル等で拭く」。おう吐や糞便によって汚染された場所は、さらに濃度の高い次亜塩素酸ナトリウムを用いての消毒が必要になる。作業時はガウン(エプロン)、マスクと手袋を使用し、十分に換気をする。使用後の手袋やペーパータオルなどはビニール袋に入れて捨てることが重要だ。
「次亜塩素酸ナトリウム」消毒液は、市販の漂白剤(塩素濃度約5%)を水で希釈して作ることができる。例えば、塩素濃度200ppmの消毒液を作りたい場合は、5リットルの水に対して漂白剤を20ミリリットル入れる。なお、酸素系の漂白剤ではなく、塩素系の漂白剤でないと効果的な消毒ができないため、購入の際は注意が必要だ。