1964年の東京オリンピック当時に食べられていた「焼きビーフン」が帰ってくる。
ケンミン食品 (兵庫県神戸市)は、「復刻版即席焼ビーフン」を2020年3月1日から約1か月間限定で発売する。かつて販売されていた「ケンミン焼ビーフン」の味とパッケージを再現した。2020年の東京五輪開催を記念しての発売だ。
当時はかつおとこんぶエキス、価格は35円
ケンミン食品が現在販売中の焼きビーフンは、チキンエキスとポークエキスを使用し、鶏のだしが効いたしょうゆ味になっている。一方で、当時はかつおエキスとこんぶエキスを使った味付けだった。復刻版では、その初代焼ビーフンの味を再現している。
今は明るい黄色に赤色でロゴが書かれた商品パッケージも、当時は緑色と赤紫色の2色が鮮やかなものだった。当時の価格は、35円だ。
「ケンミン焼ビーフン」は、1960年に販売がスタートし、2020年で60周年を迎えるロングセラー商品だ。同社の発表資料によると、会社の創業70周年、焼ビーフン誕生60周年を機に原点に立ち返るため、当時のものを再現したとのこと。
希望小売価格は115円(税抜)。