新型コロナウイルス対策にアルコール消毒 東京と神奈川で「除菌スプレー」設置状況を調査

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除菌せずに野菜や果物を手に取ったり、戻したり

   神奈川県の施設も3軒調べた。相模原市の、ある駅直結商業施設内の食品・惣菜売り場の片隅に、アルコール除菌スプレーが。買い物客に混じりつつ利用状況を10分ほど観察したが、誰一人スプレーに触れることなく、そのまま野菜や果物を手に取ったり、戻したりしていく。2軒目、川崎市の商業施設内にある総菜店で、「衛生管理のため」との注意書きと共に設置してあった。設置時期、新型肺炎対策かどうかは不明で、利用者は見かけなかった。別の商業施設では、出入口1か所に除菌スプレーの設置を確認した。

   最後に、自宅最寄り駅の公衆トイレに立ち寄った。アルコール除菌スプレーが手洗い場に置いてあったが、石鹸手洗いだけで終える人ばかりだった。

   新型肺炎やインフルエンザの流行が懸念される現在、東京都と神奈川県内の鉄道駅周辺や施設を複数見て回ってみて、調査前に記者が予想したよりも「意外とアルコール除菌スプレーが置いていない」「意識して探さないと見つけられない場所が多い」というのが率直な感想だ。

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