新型肺炎で中国にデマ猛拡散 「日本の医療チーム1000人が武漢に」はウソ

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WeChat「デマ」にアカウント凍結、警察は見せしめに写真公開

   SNSで拡散するデマやフェイクニュースに対しては、運営企業も神経をとがらせる。10億人以上のユーザーを持つメッセージアプリWeChat(微信)では、専門家が投稿を監視し、デマや悪質投稿を削除している。悪質な情報を発信するアカウントには、永久ロックという強硬手段も取っている。

   警察も、デマの拡散を犯罪と同様の行為とみなしている。陝西省咸陽市にある乾県の警察は1月28日、「春節で武漢から乾県に帰省した5人が新型肺炎を発症した」とのデマを発信した男を特定、拘束し、見せしめのためか写真も投稿した。

   中国メディアや政府機関は、デマを否定、削除しながら「今分かっている事実」や、「(感染が疑われる人の)14日の隔離期間の正しい過ごし方」などを日々発信しており、社会秩序の悪化を懸念していることがうかがえる。

(ライター・浦上早苗)

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