新型肺炎、インフルエンザにアルコール除菌 「適量」「やり方」正しく理解していますか

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   新型コロナウイルスによる新型肺炎にインフルエンザ。ツイッターには、これらの予防にとアルコール除菌グッズを買い求める声のほか、「置いてあるアルコール消毒塗りまくってます」、「コロナウイルス、インフルエンザウイルスにはアルコール除菌と石鹸手洗い」など、「アルコール除菌」「アルコール消毒」にまつわる投稿が複数見られる。

    ただ、正しく消毒・除菌できていなければ意味がない。効果を最大限に発揮させるにはどうすればいいか、専門サイトを調べた。

  • 正しいアルコール消毒の仕方は?
    正しいアルコール消毒の仕方は?
  • 正しいアルコール消毒の仕方は?

手洗い後の水気が残っていると効果減

    健栄製薬(大阪市)公式サイト内の「アルコール手指消毒剤の正しい使い方」ページによるとアルコール除菌は、石けん液で手を洗って水で流し、タオルなどでしっかり水気をとったうえで、以下の手順で行うのが望ましい。

(1)適量の消毒剤を手のひらに取る
(2)片方の手の指先で、他方の手のひらに馴染ませる
(3)両手のひら全体に、消毒剤をよくすり込む
(4)両手の甲全体にも消毒剤をすり込む
(5)両手の指を組み、指の間にもしっかりと消毒剤をすり込む
(6)片方の手でもう片方の親指を包み込み、両手の親指にもしっかりと消毒剤をすり込む
(7)両方の手首にまでしっかりと消毒剤をすり込む

   ここでいう「適量」は「手指全体から手首に至るまでまんべんなく行き渡る程度の量」を指す。また、手指全体にささっと行き渡らせるだけでなく「消毒剤が乾くまですり込むこと」が大切だという。

    石けん液で手を洗って水で流し、しっかり水気をとったうえでアルコール消毒――この一連の流れを、衛生用品メーカー「サラヤ」(大阪市)の公式ウェブサイトでは「衛生的手洗い」と紹介している。石けん液だけの手洗いでは落としきれずに残った微生物も、アルコール消毒によって除去できるメリットがあるそうだ。

    ポイントは、アルコール消毒液噴霧時の手だ。両手を出して指先をおりまげ、行きわたりにくい指先にも噴霧できるようにする。また、すすぎが不十分で石けん成分が残っていたり、水気が残っていたりするとアルコールの効果は減少してしまう。簡単ではあるが、事前にきちんと流水ですすぎ、水気を拭き取ったうえでアルコール噴霧するのが重要なのだ。

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