大半は高齢者か基礎疾患がある人だが乳児の感染も
また、中国では発症後に入院せず快復した人がいると報道された。だが、李氏は「たしかにいるにはいるが、その人は医師だった。つまり自分で体調を観察し、適切に対処できた。肺炎は重症化が速いので、普通の人は早い段階で病院に行ってほしい」と強調した。
現段階で死者は100人を超えており、大半が高齢者か基礎疾患がある人だ。ただし、感染者の年齢は幅広く、乳児の感染も確認されている。政府系機関である中国疾病予防コントロールセンターの馮子健副主任は27日、国営テレビに対し、「これまでの感染者のデータを見る限り、幼児から高齢者までまんべんなくかかっている」と説明する一方、子どもの症状は総じて成人より軽く、今のところ子どもで重体に至ったケースはない」とも述べた。
(ライター・浦上早苗)