下品にならないように「間接的な表現」心がける
運用開始から2年半弱が経った今でこそ「ゆるく楽しく」ツイートしているが、5万フォロワーがいる状態でバトンを受け取った当初は「やってはいけないこと、やらなければいけないこと」などの決まりがないせいで、かえって何を呟けばいいかわからなかったという。
「ひとまず『毎日決まった時間に挨拶ツイートしては』と社員から提案を受け、午後7時21分、語呂合わせで「0(オ)7(ナ)ニ(2)ー(1)」の時間に『#TENGA時報』を投稿することから始めました(笑)」
「他社の企業公式ツイッター担当者から『ネタに困ったら自分のことを話せばいい』とアドバイスをもらいました。前職でシステムエンジニアだった話や、カレーが好きだと呟いたこともあります。おかげでユーザーとの距離が縮まったと感じています」
しかし現在も「ツイート表現の仕方」は課題だと感じている。不特定多数のユーザーが投稿を目にするツイッターにおいて、成人向け玩具の情報を知りたくない人もいると念頭に置き、「商品やサービスに関する必要な情報はきちんと出しながらも『直接的』な言い回しは避けるようにしている」と話す。
「誰にとってもベストな投稿を狙うのは難しいですが、できるだけ下品にならないようにしたいと思っています。ただ、日頃そうした『間接的な表現』を心がけているせいか、何の含みも持たせていない投稿までも深読みされることがあるので、皆さんすごいなと思っています。例えば『キャンペーンの予約締切まであと何分』と告知するツイートに『締まりがいい』とリプライが来たり...(笑)」
いわゆる「アダルト方面」に攻めた投稿を期待されているのを感じてはいるそうだが、担当者は「今後もニオわせる程度に留めたい」と笑った。