教育サービス事業を手掛けるウィザス(大阪市中央区)は、同社が関西エリアを中心に展開する学習塾「第一ゼミナール」の英語の授業内で、2020年3月から外国人講師とのオンラインでのマンツーマンレッスンを導入する。
月1回25分、全13回実施
文部科学省は、グローバル化が進む現代において、国際共通語となっている英語力の向上を重要視している。それに伴い、英語の教育についても「聞く」「読む」力に加えて、「話す」「書く」といった4つの技能活用の必要性を指摘している。
第一ゼミナールでは、4つの技能の中でも特に「スピーキング」を強化していく。英語の通常授業で行っている文法や読解指導に加えて、外国人講師とのマンツーマンでのレッスンが行われる。対象となるのは、新中学1、2年生の英語の授業だ。ウィザスの調査によると、通常の授業にマンツーマンレッスンを導入するのは、関西の大手学習塾では初だという。
発表資料によると、2021年度からは東京都立の高校入試で英語のスピーキングテストの実施が予定されており、教育現場では今後ますます英語力の向上が求められていくとのことだ。第一ゼミナールは、英語が伝わる喜びを学びのモチベーションにして、「英語が楽しい、もっと話したい、もっと学びたい」と自ら進んで学ぶ積極的な姿勢を育み、英語資格の取得や志望校合格のためだけでなく、社会に出てからも通用する英語が身につくことを目指す。
英語の授業は週1回80分で、外国人講師によるオンラインでのマンツーマンレッスンは月1回25分、全13回実施となる。外国人講師による指導のない週は日本人講師がマンツーマンレッスンに向け、ポイントを解説した予習や文法、単語の復習指導を行う。2月に入会した場合、新中学1、2年生は入会金無料となる。