プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(兵庫県神戸市、以下P&G)が手掛ける乳幼児用紙おむつブランド「パンパース」は、全国の母親と父親の子育てを応援するプロジェクト「『あなたらしい子育てが、いちばん。』プロジェクト」を立ち上げた。
2020年1月21日、東京都内で同プロジェクトのメディア向け発表会が行われた。お笑いトリオ「ジャングルポケット」の太田博久さん・モデルの近藤千尋さん夫妻らが登壇した。
まず「道の駅」におむつ交換台設置を進める
「『あなたらしい子育てが、いちばん。』プロジェクト」では、育児における多様性を広げ、一人ひとりが自分らしく子育てできる環境の整備を目指す。第一弾は「赤ちゃんとのおでかけ応援」と題して、おむつ交換台やベビーケアルームなどを日本全国の公共施設に設置し、赤ちゃんとの外出をサポートしていくと発表した。
P&Gは、0歳から3歳児の親1000人を対象に、外出先での育児を意味する「家ソト育児」に関する調査を行った。結果を説明した同社ベビーケアアソシエイトブランドディレクターの瀬戸温夫さんは、育児中の父母から「そもそも外出時におむつ交換ができる場所が少ない」、「おむつ交換が不安で子どもとの外出が制限された」、「公共施設におむつ台を設置してほしい」といった声が多く挙がっていると指摘。そこで、まず全国の「道の駅」で誰でも使えるおむつ交換台の設置をしていく、と説明した。
一般社団法人全国道の駅連絡会理事の阿部悟さんは、現在全国1160か所にある道の駅で、2025年までに50%のベビーコーナーやおむつ交換台の設置を目指すと話した。1月21日には、群馬県の道の駅「川場田園プラザ」と茨城県道の駅「みわ」に設置し、今後も順次増やしていくという。