米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7」が2020年1月14日に延長サポートを終了する。
東京・八王子にあるパソコン(PC)販売会社は、そんなウィンドウズ7に哀悼の意を表した「告別式」さながらの動画を、ユーチューブ(YouTube)に投稿した。2009年から約10年にわたりPCユーザーを支えたOSの「最期」を、ユニークな形で送り出している。
一斉シャットダウン、静かに役割を終える
動画はまず「R.I.P. WINDOWS 7 B2009-D2020」「IN LOVING MEMORY(愛すべき思い出)」と文字が刻まれた「ウィンドウズ7のお墓」がアップで映し出される。
その後「蛍の光」がBGMに流れる中、ウィンドウズ7のデスクトップ画面が表示されたPCが次々と映し出されていく。
全て表示されると電気が消え、PCが一斉にシャットダウン。ウィンドウズ7は静かにその役割を終える、という内容だ。
動画を手掛けたのはPCの販売・処分を手掛けるいっとく(東京都八王子市)。J-CASTトレンドの取材に応じた社長の永野間祐一氏は、
「ウィンドウズ7は本当にお世話になったOS。リスペクトの意味を込め、同じウィンドウズ7を使っていたユーザーに共感していただけたらと思い、制作しました」
と語った。動画は本社前で撮影したものだという。
同社はこれまで「98」「XP」など歴代のウィンドウズOSをまつる「お墓」を3基つくり、J-CASTトレンドでその様子を19年6月の記事で取り上げている。動画に登場する「ウィンドウズ7のお墓」は3基と同じ発泡スチロール製だが、過去3基がコケの生えた古さを感じる見た目である一方、ウィンドウズ7ではサポート終了日ということもあり、コケのないピカピカの墓となっている。
ウィンドウズ7のお墓は過去の3基と合わせ、毎週日曜日の10時~16時30分にいっとくの本社前で展示を予定する。