レインズインターナショナル(本社:神奈川)が運営する焼肉チェーン・牛角が、「破格」ともいえるサブスクリプション(定額制)サービスを開始した。
月額1万1000円(税込)で牛角の食べ放題メニューが毎日食べられる「焼肉食べ放題PASS」だ。仮に3480円のコースを連日選べば、相当「お得」となる。
「牛角があれば生きてける時代到来」
サービスは赤坂店(東京都港区)、三軒茶屋店(東京都世田谷区)、花見川店(千葉市)の3店舗で実施される。月額1万1000円を払えば、90分間で80品目以上の牛角メニューが食べ放題となる「お気軽コース」(2980円)、同じく100品目以上が食べ放題の「牛角コース」(3480円、いずれも税抜)が毎日食べられるという内容だ。
サービスの登録にはクレジットカードが必要で、1日1回までの利用制限があり、ランチタイムの利用が不可といったルールがある。それでも「お気軽コース」であれば月4回、「牛角コース」であれば3回通えば元が取れる計算だ(いずれも消費税率10%を適用した場合)。
サービスの存在を知ったツイッターユーザーからは、
「牛角があれば生きてける時代到来」
「元取るとかの話のレベルじゃねぇ!」
と、そのコストパフォーマンスの高さに驚く声が聞かれた。
採算性は大丈夫なの?
J-CASTトレンドは牛角を運営するレインズインターナショナルの広報担当者に取材した。サービス導入の経緯について聞くと、
「2~3か月に1度に来店されるライトユーザーのお客様が、1か月に2~3回来ていただけるミドルユーザーになっていただきたいと考え、導入しました」
と回答。サービスは2019年11月29日から3店舗で始めたが、試験的な実施だったため目立った告知などは行っていなかったという。
インターネット上では「儲けはちゃんと出るのかな」と採算性を心配する声もあるが、
「トライアル(試験的)で実施しており、(ビジネスモデルとして成り立つかは)検証中です。(サービスの)購入者がご友人やご家族などを連れてご来店いただくことで、プラスになる部分もあると考えています」
とした。
他店舗での展開については「具体的には決まっていない」といい、「今後、たくさんのお客様にご利用いただけるよう、試行錯誤している段階です」と語った。