コントレイルのスゴさはここじゃ!
ガジュマル爺 カスヨも対抗にしとるが、コントレイルは無視できんじゃろ。わしも対抗○じゃよ。10頭立て以上のレースを走ったことがないのが不安といえば不安じゃが、前走の東京スポーツ杯2歳ステークス(GIII、東京、1800メートル)の勝ちっぷりといったら、とても2歳馬とは思えんかった。2着をぶっちぎっただけじゃない。その走破タイムの1分44秒5はレコード、つまり新記録じゃ。開催2日目の比較的速いタイムが出やすい毎日王冠(GII、1800メートル)とほぼ同じなんじゃから、もうあっけにとられたわい。現時点での馬の完成度は、この馬が一番かもしれん。有馬記念で勝ったリスグラシューを育てた矢作芳人調教師の管理馬だから、信頼できるというもんじゃ。
カス丸 なんだか、ベタ誉めだね。でも、レコードで走った後は反動があるっていうじぇい。ほかには強い馬はいないきゃすう?
カスヨ わたしの単穴▲は、オーソリティよ。前走の芙蓉ステークス(オープン)で同じ中山の芝2000メートルを走って1着。この経験が生きてくるわ。押さえ△は、まずブラックホール。夏の札幌2歳ステークス(GIII、札幌、1800メートル)を勝って、満を持しての参戦。若くてイキのいい石川裕紀人騎手が騎乗するから応援しちゃうわ。それと、1戦しかしてないけど、芝の2000メートルを経験しているガロアクリークには未知の期待があるわね。
ガジュマル爺 おいおい、△ラインベックを忘れちゃならん。前走、コントレイルにちぎられた(東スポ杯2歳S 3着)ことで、すっかり人気を落としとるが、新馬戦-オープン(中京2歳ステークス)を連勝した力は再評価する必要があるじゃろ。大穴はラグビーボーイじゃな。終わってみれば、今年は「ONE TEAM」でみんな頑張ったなぁって振り返れる。2019年の締めくくりとしては、これほどふさわしい馬はおらんな。
カス丸 有馬記念のお祭りの後は、年が明けて1年を占う金杯。競馬はこのリズムが一番だじぇい。だから、その間に挟まるホープフルSはいつも気が抜けるんだけど、若い馬が走るんだから応援するじぇい。本命◎はスタミナとパワー血統のオーソリティ。当てていい正月を迎えるきゃすう。