カス丸 はーい、ぼくカス丸きゃすう。有馬記念のアーモンドアイはショックだったじぇい。なんであんなに負けたの?スポーツ紙をみてもまったく理由がわからないじぇい。競馬記者は何してるきゃすう。カス丸はショックで1週間、寝込んでしまったじぇい。冬眠したいきゃすう...。
ガジュマル爺 こらこらカス丸!有馬記念は終わったが、2019年のケイバは終わりじゃないぞ。わしは▲〇◎の3連複で有馬が当たって、なんだかもうほろ酔い気分、正月気分じゃが、もう一丁当ててやるわい。
カスヨ えええい。なんてイヤな爺。なによ、たまたまアーモンドアイを買わなかっただけじゃない!今週は爺抜きで予想したいわね、ほんとに。まあ、爺は勝手に酔わせといて、今年を締めくくる最後のGIはホープフルステークス(2019年12月28日、中山競馬場、芝2000メートル)よ。
昨年の優勝馬はサートゥルナーリア
カス丸 そういえば、有馬記念の2着だったサートゥルナーリアは、昨年のこのレースの優勝馬だじぇい。やっぱり、2歳のときから強かったきゃすう。
ガジュマル爺 そのとおりじゃ。まあ、有馬に比べれば予想は楽なもんじゃ。ポイントはサートゥルナーリアのように来年の3歳クラシックを勝てるような名馬を探すことに尽きる。そこで、わしの本命◎はワーケアじゃ。6月の東京でデビュー、2戦目も東京競馬場のアイビーステークスで、1800メートル戦を2連勝中じゃ。ハーツクライの仔は、有馬を勝ったリスグラシューもそうじゃが、晩成型が多いといわれておったんじゃが、この間の朝日フューチュリティステークス(GI、阪神、1600メートル)を勝ったサリオスがハーツクライの仔じゃ。調教技術が発展したせいか、2歳で完成度が高い馬も出て来ておる。ワーケアもそうじゃろ。それとクリストフ・ルメール騎手が乗り続けているのもいい。先週、アーモンドアイの鞍上で惨敗したんじゃから、「今度は」の気持ちじゃろうし。
カス丸 カスヨ姉さんは?
カスヨ 中山競馬場の芝2000メートルといえば、皐月賞(GI)と同じ舞台。つまり、ホープフルSで勝ち負けのレースができれば、一躍クラシックホースの最有力候補なの。スピードだけじゃ勝てなくて、スタミナも必要ね。で、わたしの本命◎は、ヴェルトライゼンデ。対抗○のコントレイルと迷ったんだけど、穴狙いのわたしとしては、やっぱりヴェルトライゼンデよ。
カス丸 なにがいいきゃすう?
カスヨ 新馬勝ちのあと、京都の萩ステークス(芝1800メートル)を連勝。これは昨年の優勝馬サートゥルナーリアと同じステップなの。今年の菊花賞馬で有馬記念3着のワールドプレミアの半弟で、血統もいいわ。父のドリームジャーニーは中山に強いステイゴールドの仔だから、このレースにぴったり。小回りコースもデビュー戦が小倉だから問題ないし、前で競馬ができるのもいい。中山コースは先行有利だから。コントレイルに土をつけるのは、この馬ね。