アサヒグループ食品(本社:東京)は、フリーズドライの食品ブランド「アマノフーズ」製品を使用した体験イベント「フリーズドライ食品で『シチューポットパン』に挑戦!」を2019年12月25日~26日に開催した。同社が冬休みに親子イベントを行うのは今回が初。
会場となった神奈川の商業施設・横浜ベイクォーターには2日間(各日ともに午前1回・午後1回)で、全29組・59人の親子が集まり、アサヒグループ食品社員でイベント講師を務めた鈴木章子さんのもと、試食体験を楽しんだ。
栄養価が損なわれにくいフリーズドライ食品
食べる際、お湯を注ぐだけで簡単にできあがるフリーズドライ食品。凍らせたまま真空状態で乾燥させることで、もともと食品の中に含まれる水分を抜く技術を用いて作られている。乾燥時に余計な熱を加えないため、ビタミンをはじめ栄養価が損なわれにくく、おいしく味わえるのが魅力だ。アサヒグループ食品では同ブランドで、みそ汁やパスタ、カレーを含む約150種類のフリーズドライ食品を展開している。
記者は12月26日午前の回を取材した。イベントで使用したのは「ビーフシチュー」と「クリームシチュー」。別途1つ用意したパンを器に見立てて中身をくり抜き、シチューを流し込んでポットパンにするのだ。
手順は簡単。まず「パンの器」を作るため、(1)パンを上から約1センチのところで切り、(2)切り口から縦にナイフを入れて中のパンをくり抜いて、(3)ふたと中身、器にそれぞれ分ける。この時、鈴木さんは、中身をくり抜きすぎて、パンに穴を空けないよう注意を促した。シチューを入れた時に漏れる恐れがあるためだ。
あとはシチューを溶かす用途の器を用意し、「ビーフシチュー」と「クリームシチュー」にそれぞれ適量のお湯を入れてよく混ぜたものをパンに注げば完成だ。鈴木さんがデモンストレーションを行い、3分ほどで1つ作って見せると、配られた材料をいじりながらそわそわする子どももいた。