「M-1グランプリ2019」優勝のお笑いコンビ・ミルクボーイのネタに使われたことで、「コーンフレーク」が話題だ。
シリアルメーカーの日本ケロッグ(本社:東京)はコーンフレーク製品「コーンフロスティ」1年分をミルクボーイに贈呈することを19年12月23日に公式ツイッター上で発表。コンビのツッコミ担当・内海崇さんは「こんなんなんぼあってもいいですからね!」と喜んだ。
一方、インターネット上ではケロッグ同様コーンフレークを製造する企業にも注目が集まっている。「シスコーン」を手がける日清シスコ(本社:東京)だ。
グループ会社の日清食品はM-1スポンサー
シスコーンは米国で親しまれていたコーンフレークを日本向けに改良した商品として、日清シスコの前身・シスコ製菓が1963年に発売。日本ケロッグのコーンフロスティと並び、ロングセラーを続けている。
シスコーンを製造する日清シスコにとって、今大会のM-1で公式スポンサーを務めた日清食品はグループ会社にあたる。大会優勝者にはスポンサーからの副賞が送られるのが通例だが、日清食品はミルクボーイの優勝セレモニー中の副賞発表時に「考え中」とその詳細を明かしていなかった。ツイッター上では、
「日清はケロッグに対抗してシスコーン一年分を(副賞に)採用して欲しい」
「考え中→シスコーン2年分を是非!」
と、シスコーンをミルクボーイに送ってほしいという声が相次いだのだ。
優勝後は「通常よりも多くの注文」
J-CASTトレンドは日清シスコの広報担当者に取材。ミルクボーイ優勝後のシスコーンへの影響を聞くと「通常よりも多くの(シスコーンの)注文が入ってきている状況」と明かした。また、世間でコーンフレークへの注目が集まっていることについて、
「コーンフレーク、及びシリアルへの注目が増し、市場が活性化されることは『総合シリアルメーカー』である当社にとって大変喜ばしいことだと思っています」
とコメントした。
ただ、ミルクボーイへのシスコーンのプレゼント予定を聞くと「未定」と語るのみで、具体的な対応については明かさなかった。