積水ハウス(大阪市)は、鉄骨3・4階建ての住宅「REGNUM COURT」(レグヌムコート)の発売を記念して、モデル・滝沢眞規子さんがスタイリング(デザイン様式)を手掛けたモデルルームを2019年12月21日から2020年2月2日まで、東京・新宿の「ハウジングステージ新宿展示場」で一般公開する。
それに先立ち12月19日、滝沢さんと積水ハウス商品開発部・鉄骨商品開発室長の藤田弘樹さんが登壇し、トークセッションを行った。
カーテンのいらない生活の実現へ
「REGNUM COURT」は富裕層向けの都市型戸建住宅で、11月1日から販売している。自分と家族の「REGNUM」(ラテン語で「王国」)となるような住まいがキーワードだ。
藤田さんは、窓の外に高い壁をたてることでプライバシーを確保し、カーテン不要の暮らしを実現したと説明。これで家の中と外の境目が取り払われ、光や風といった自然の要素を取り入れることが可能になる、と話した。
最近の富裕層は、ライフスタイルの多様化と「もっと自由な間取りで暮らしたい」との願いから、マンションではなく戸建てを選ぶ人も多いという。
家を建てる際、一般的には土台から軒まで通った、継ぎ目のない「通し柱」が必要になる。藤田さんによると「REGNUM COURT」は通し柱のいらない積水ハウスオリジナルの「フレキシブルβシステム」という重量鉄骨造を用いている。これは柱や梁などの骨組に鉄骨を使用した構造で、鉄骨の厚さは6ミリメートル以上。さらに鉄骨の柱の幅を広げ、強度を高めた梁を骨組みに使用している。そのため、柱のない空間の設計が可能になり、自由に間取りを作ることができ、あらゆるニーズに対応できる点が特長だと藤田さんは説明した。