安全やプライバシーに配慮して設計
人生初の斧投げを終え、ふと「危ない」「怖い」と感じる場面がなかったことに気づいた。河東氏曰く「米国のAXE THROWINGでは『2つの的で1ブース』という単位がほとんどです。的の間に仕切りはなく、2人でそれぞれの的を狙って投げるスタイル」。だが「REEAST ROOM BASE」は、ブースには原則として体験者1人だけが入り、入口に金網扉が取り付けられているため、もし斧を振りかぶった時にうっかり手放してしまっても誰かに当たる心配はない。安全やプライバシーに配慮して設計しているそうだ。
最後に河東氏は、こう述べた。
「社会秩序を守るうえで、やってはいけないことを規制するのはとても大切です。ただ、『あれをやるな、これをやるな』と言われるほど、『やってはいけないこと』への欲求も比例して高まってしまうのも事実だと思います。私たちはそれを、誰かに迷惑をかけることなく、安全に楽しく表現するお手伝いをしているつもりです」