サリオスの弱みとは
カス丸 サリオスはカスヨさんも対抗だよ。今年は堅いきゃすう?
カスヨ サリオスは確かに強いんだけど、今回は関東から関西への輸送があるわ。輸送が初めてなのね。あとは東京しか走ってないから、左回り一辺倒ね。阪神は右回りだから初めてなのよ。まあ、強いんだけど初尽くしがどうかしらというところね。爺が言うようにハーツクライの仔は大器晩成のイメージが強いこともあるわ。ただ、先週の阪神ジュベナイルフィリーズでもハーツ産駒が3着に来ているから、ダメということはないと思うけどね。さて、今回は堅いといっても、先週もそんなことを言っていた気がするわ。でも結果は2強といわれた馬は馬券に絡まず中穴だったわ。まだ成長途上の2歳だから、どの馬がいつ急激に成長するか、そのあたりをみておかないとね。結構、穴候補が多いのよね。まず単穴▲はラウダシオンよ。この馬は馬場が湿ったほうがいいんだけど、末脚がともかくパワフルなのね。デビューから3戦2勝。ルメールちゃんが鞍上だから、穴候補にはぴったしよ。それとエグレムニ。なんといっても連勝中。それに先週のジュベナイルでもキズナの仔が2着に来たけど、エグレムニも父がキズナ。種牡馬になって初年度の仔だけど、なんだか早熟が多いみたいね。仕上がりが早いとなれば、連勝中だからここでも勢いがあって要注意だわ。あとはタガノビューティーよ。デビューからダート2戦で連勝中なんだけど、なんだか6年前にこのレースを勝ったアジアエクスプレスを彷彿とさせるわね。あの時もダート2戦連勝の後、3戦目で勝利したわ。タガノビューティーはダートで上がり3ハロン34秒8よ。まるで芝を走っているような速さね。これも穴候補にぴったしだわ。
ガジュマル爺 わしはデイリー杯組を推すぞ。まずは単穴▲のトリプルエースじゃ。4着じゃったのは、最後の直線で外に出したためにロスがあったんじゃ。位置取りが悪くなければ、優勝もあったはずじゃ。それと2着だったウイングレイテスト。これも勝ったレッドベルジュールと並んで最後の直線に向かったんじゃが、前に一頭いたためその馬を避けて横に出したすきにレッドに先を越されてしまったわけじゃ。これが逆だったら勝利もあったかもしれん。陣営はあくまで叩きの位置づけじゃから、本気で走るのは今回。楽しみというもんじゃ。しつこいが、もう一頭が3着じゃったペールエールじゃ。この馬は前々でレースができるのがいいところなんじゃ。先行組が総崩れのなかで、唯一馬券に残ったわけじゃから底力は相当なもんじゃ。それに絶好調のマーフィー騎手じゃから、期待できるぞ。最後にビアンフェ。カスヨはキズナの仔のエグレムニをあげたが、もう一頭はビアンフェじゃ。こっちは逃げてしぶとい脚を使うから馬券に残る可能性は十分。それに2番枠に入ったから内の最短コースを走れるぞ。3強と騒いでいると、互いにけん制しあって、そのスキをついてくる逃げ馬が必ずいるもんじゃ。要注意じゃな。
カス丸 うーん、堅い気がするけど、まだまだ2歳の馬だから何が起きるかわからないきゃすう。ここは末脚重視でサリオスが本命◎だじぇい。