学校で多い「接触感染」に注意
今シーズンは異例の早さでインフルエンザが流行しているようだ。厚生労働省健康局の調査では、2019年9月16日から22日までの1週間で、全国約5000の医療機関から報告された患者数は5716人に上っている。前年同期の報告数は668人で、比較すると今年は約8.5倍と急増していることがわかる。中には9月から学級閉鎖になっている学校もあった。
前出の篠塚院長は、インフルエンザの感染経路として学校ではとくに、インフルエンザの子どもが咳で自分の机に菌をばらまき、その机を触った他の子どもがさらに他の子どもに菌をうつす「接触感染」が多いと説明する。
手洗い・うがいの徹底やマスクの着用だけでなく、接触感染を防ぐためにドアノブや手すり、テーブルなど身の回りの除菌もしっかりと行い、対策に努めたい。