昭文社は、施設(ハード)も心(ハート)もバリアフリーな宿を厳選して掲載したというテーマガイド「行ってみようよ!親孝行温泉」を、2019年11月29日に発売した。
著者の実体験から厳選
著者は、エッセイストで跡見学園女子大学兼任講師(観光温泉学)の山崎まゆみ氏。過去に同社から発行した「バリアフリー温泉で家族旅行」「続・バリアフリー温泉で家族旅行」に続く、第3弾となる。
「高齢で旅行に不安を抱えている親にも温泉を楽しんでほしい」という声と、高齢の両親と実際にバリアフリー温泉を利用してきた著者自身の経験から、「親孝行温泉」という造語を新たに定義。足腰が弱っている人も、同行する家族も、全員が安心して利用できる22の温泉宿を紹介する。
宿ごとに「予約前のチェックポイント」リストを掲載。「バリアフリールーム」の室数と目安料金、食事処のサービスの範囲など、施設・入浴・食事におけるバリアフリー情報が詳細に記載されている。湯船の深さや段差などは「形状メモ」で図解。洗い場から湯船までの高さや、浴槽のフチから湯船の底までの高さなどが、一目で分かるようにまとめられている。また、実際に利用した著者の生の声も掲載。
巻頭特集では、利用しやすいリーズナブルな宿として、休暇村やかんぽの宿も紹介する。
価格は1500円(税別)。