井上康生「名選手から名監督」の道 「目指すべき柔道」東京五輪で【特集・目指せ!東京2020】

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柔道は「世界のスポーツに変わってきている」

   井上さんは指導者としての顔がある一方、社会貢献活動にも力を入れている。

   1984年のロサンゼルス五輪金メダリスト、山下泰裕さんが2019年5月まで行っていた、柔道を通じた異文化交流活動。その運営団体「柔道教育ソリダリティー」は山下さんが多忙のため解散することになったが、井上さんは山下さんの意思を継承する形で、新団体「JUDOs」を立ち上げた。

「やるんだったら俺の団体を引き継ぐんじゃなくて、一から自分自身が作った上でやれ」

   東海大学の先輩で、師と仰ぐ山下さんから思いを託された。9月には、さっそく理事長としてミャンマーを訪問し、日本人学校で柔道教室を開いた。

「柔道は今、日本の競技だけではなく世界のスポーツに変わってきている。国際交流の場で、大人も子供も含めたサポートシステムを作ることもできる。やれることはたくさんある」

と今後の活動に意欲を示した。

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